【修羅場】今目の前で友達がヤンキーにからまれている。
●コメント
チキンとは言わないよ。それが普通の反応だから
■俺
状況は中山に対して高校生は2人。
そして中山は公務員。公務員はきっと高校生より強い。だから大丈夫。
中山の周りを依然チャリがグルグル。しかも何か叫んでる。
よーく聞いてみると何か「ちょっと電車代貸して」みたいな事言ってる。
昔からある在り来たりなセリフ。ってか今時こんな事言うやついるのか。
しかもお前らチャリに乗ってるじゃない。
中山は小柄だ。身長は160ないはず。公称は165センチだが。
対して高校生はチャリに乗ってるけどだいたい目測で170前後くらいか。
しばらくしてやっとチャリでグルグルが終わった。
解放されるのかと思ったら高校生が中山の前に立ちはだかる。
そして多分「ちょっと飛んでみろや」って言った。
多分。違うかもしれないけど。
んで中山。すぐ飛んだ。
何かもう思い出してやりきれない気持ちになって来た。
●コメント
飛んだw
●コメント
チャリンチャリーン♪
■俺
この辺までは何だかんだ言いながらもまあ適当にやり過ごすだろうと思ってたんだけど。
中山が飛んでる間にちょっと状況が悪化した。
ヤンキー増えた。
3~4人位の集団がやって来てやっぱり中山達の周りをグルグル。
流行ってんのか。
しかも内2人のチャリはカマキリハンド。すげーカスタムされてる。
中山は相変わらず飛んでるし、ちょっとまずいんじゃねぇの?って思い始めた。
●コメント
中山なんで跳び続けてんだよwwwwwwwwww
●コメント
助け入るか駅前の交番に行くかしろよw
●コメント
チャリでぐるぐるとか治安悪いどころか微笑ましい光景じゃねーかww
●コメント
中山頑張れwww
■俺
よろしくない事に中山はかなり天然と言うか、要領が悪い。
悪いやつじゃないんだけど、人を怒らせるような事を自然にやると言うか。
上手い事伝わらないかもしれないが、そんなアビリティを持ってる中山。
それがやっぱり発揮される事になった。
多分隙を見て逃げ出そうとしたんだと思うんだけど、中山チャリグルグルの間をぬってダッシュ。
そして激突。ヤンキー倒れる。
もちろんカスタムされたチャリも倒れる。
で、何かライトみたいなのが割れた。
ヤンキーが切れた。
俺もう( ゚д゚ )ってなってた。
●コメント
中山は空飛べるんならそのまま逃げちゃえばよかったのに
■俺
さらに悪い事に中山が変な風にヒートアップし始めた。
ヤンキーに向かって「君たちは常識がうんたらかんたら」って叫び始める。
それ何で最初にしねぇんだよ…。
もちろんヤンキーはカスタムチャリの破損で激怒。
中山火に油をイン。
俺の地元はなかなか治安が悪くてこういう高校生の小競り合いとかはしょっちゅう起きる。
だから駅前でこの程度の騒ぎが起きたくらいじゃお巡りマンはきてくれないのです。
●コメント
中山オワタ
■俺
中山のヒートアップも尻すぼみ。
ヤンキーはみんなチャリから降りて来て中山を取り囲む。
これがバイクとかじゃないのは高校生クオリティ。見た目は結構平和な雰囲気。
ヤンキーが「おいてめぇどうしてくれんだよ」と叫ぶ。さながらジャイアン。
中山は「い、いやぁ。でもそれはそっちが…」とぼそぼそ。見るからにメガネ。
ちなみに中山もメガネ装備。
もちろん胸倉つかまれる。俺オロオロ。
●コメント
地味に面白い状況だな
■俺
中山のピンチに俺は何もしてやれない。
ひとまずアイポッドは鞄にしまう事にした。そして応援。心の中で。
ヤンキーが「おいてめぇどうしてくれんだって言ってんだよ」と叫ぶ。
俺何でヤンキーってあんなに語彙が少ないんだろう…とか思う。
中山はもうどうみても瀕死。胸倉つかまれただけで完全にグロッキー。
多分あと何回かメンチ切られたら死ぬ。
さらにヤンキーたちが噛んでたガムを吐き出し始めたからさあ大変。
ヤンキーがガムを吐き出すか唾を吐くかしたらそれはもう本気の合図。
●コメント
テラファイナルファイトwwwwwwww
■俺
ヤンキーが叫ぶ。「おい、わかってるだろうけど、弁償な。これ」
中山は良く見るともう財布を手に持ってる。
さすが中山。
以前一緒に買い物に行った時も知らん子どもが壊したコップを何故か買い取っただけのことはある。
ちょっと前にボーナスが出たってホクホクしてたしな。
これで収束に向かうと思ったんだが、イマイチ向かわなかった。
●コメント
中山可愛い
●コメント
中山ガンバレ
ガンバレ中山
■俺
中山は何かいやらしい笑いを浮かべてるし。
ヤンキーも財布見てなんかニヤニヤしてるし。これでとりあえず片がつくのかと思った。
そしたら中山が変なことをした。
財布をヤンキーに丸ごと渡しおった。
この行動はさすがに予想外過ぎた。
シャレにならん事態を感じた俺はやむなく合流する事に。
ホントに行きたくなかったのに。
俺ヤンキーたちの輪の中に。
●コメント
中山カワユスwwwww
■俺
ヤンキーの輪の中には普段感じないような熱気があった。
昔見に行ったプロ野球観戦の時みたいな熱気。でもこの熱気は最悪。
もちろん突然の乱入者ある俺にヤンキーたち興味津々。
さて、何から話そうか…と思ってたら中山がやってくれました。
「おお、○○(俺の苗字)!!助かったー」っとでかい声で。
俺の名前が早速流出。まだ一言も喋ってないのに。
ちょっと待てよ中山。
●コメント
いるいるWWW 名前バラす奴WWW
■俺
とりあえず集まった5人のヤンキーたちが口々に俺の名前を親しげに呼んでくる。
もう帰りたい。家に帰ってナイター見たい。そんなことしか考えてなかった。
とりあえず中山の財布を取り戻さなければ。
そしてもう帰ろう。飲みになんか行かないで帰ろう。
何となく助けたい気持ちが減った中山をチラッと見ると中山は破損したカスタムチャリのところへ。
例によって止めときゃいいのに中山が発言。
「これさぁ、元から壊れてたんじゃないの?」
そう言ってブランブランになってるライトをつんつん。
頼むからじっとしてろ。
●コメント
中山いけない意味で元気になったwww
■俺
空気が読めないアビリティを炸裂させる中山。
そしてもう安直過ぎる展開へ。中山がいじってたライトが取れた。
正確に言うと器具が外れただけっぽかったんだけど。でもポロッと逝った。
ヤンキーはもちろん激怒。
「おおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉいぃぃぃぃぃぃぃ」とか叫んでる。
怖ぇよ高校生。何でそんなでかいんだよ。
何食ったらそんなになるんだよ。
もうどうしようもないな…と思いながらも一応交渉開始。
中山の財布を奪還せねば。
■俺
俺は比較的大人しそうなヤンキーに話し掛けることにした。
伝わるといいんだが、こういうグループってだいたい大人しそうなのが1人2人はいるじゃない。
とりあえずグループには参加してますみたいなのが。
俺はそんなのを見つけた。こいつとなら話が出来そう。いい酒が飲めそうってやつ。
そいつのチャリが緑だったからここでは緑と呼ぶ事にする。
緑に向かって話し掛ける。
「まあ何にしても財布ごと取るのはやり過ぎでしょ?」
緑は俺に向かって小声で話し掛ける。
「ですよね。確かにこれはないっすわ」
緑はいいやつ。これはいける。
●コメント
緑めっちゃ普通www
●コメント
緑、常識人wwww
■俺
俺「とりあえずさ、あいつに壊れたチャリの修理はさせるからさ」
緑「多分それで田淵(仮名ってことで)も納得すると思いますよ」
俺たちの交渉はすごくいい感じ。何だコレ。いけるよ。
もう中山その辺で飲んでろよ。居なくていいよ。
ついでにリーダー格であろうチャリ壊されて激怒のヤンキーは田淵君と判明。
今は何してるのかと思ったら中山の周りを睨みつけながらグルグル。
君はずっと回ってばっかだな。
●コメント
これは楽しい
『中山とチャリとときどきヤンキー』
●コメント
その後ずっと見てたのかよ!と中山が俺さんにからんでくるわけか
そして田淵は二人の周りを回ってると
■俺
緑との交渉は順調。
そこにもう1人「ちーす」って言いながらヤンキーがやって来た。
緑と適当に話しながら時々俺に「マジ何やってんすかねー俺ら」とか話し掛けてくれる。
何だ君たちすごくいい子達じゃないか。大人になったら一杯やろうな。
しかし、これはどうやら助かりそうだと思った途端事態は暗転。
中山と田淵君が何かやりあってるなぁと思ってると突然でかい声が。
「あれー。おっさん中山○○(フルネーム か、仮名だからね)っていうんすかー」
中山が財布の中から名刺を抜き取られたようです。
■俺
名刺を抜き取られた。
この事実が中山の何か触れちゃいけない部分に触れたらしい。
中山が激怒。
え?おかしくねぇ?お前そこで切れるの?だって財布差し出したのお前じゃん?
でも中山は激怒。もう顔真っ赤。
「か、返せっ」って叫びながら田淵君に突進。
もう見ててなんか小学生のいじめみたいだった。俺ら今年でもう24だろ…。
とにかく中山激怒。緑とかドン引き。ま、待って。引かないで。そして行かないで。
そして最悪の事態が。
ガシャーン
田 淵 君 の カ ス タ ム チ ャ リ が 横 転 (´・ω・`)
●コメント
ワロスwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
●コメント
田淵君なんという自業自得wwww
●コメント
中山救いようがねえ・・・
●コメント
倒しすぎwwww
●コメント
なんか中山うぜえなwwww
●コメント
この流れはwwwwwwwwwwwwww
■俺
もちろん田淵君も激怒。
それもそのはず。俺が初めて見た時からもう3回目のクラッシュ。
そして変な空気に。俺と緑とその他数人はドン引き。
元々は中山が理不尽にからまれてただけのはずだったのに。
もう何が何やらわからない状況に。いったい誰が悪いのか。
とりあえず田淵君が「おおおおお前、いい加減に、いい加減にいろよおぉぉぉ」って叫びまくり。
中山は生気の抜けたような表情に。
さっきまで切れてたのにもうクールダウン。
●コメント
中山wwwwwwwwww
●コメント
なんかもう俺さん以外全員情けないな
●コメント
なんか微笑ましい
■俺
田淵君が止まらない。
「お、お前こんな事して、どうして、こんなこと、お前、お前ぇぇぇぇぇ」
緑とか見てないで止めてくれ。ホントに。2000円あげるから。
中山は沈黙。完全に沈黙。微動だにしない。
さっきのはあれか?ダミープラグに切り替わったのか?そうなのか中山。
そしてもっと最悪なことに気がついた。
チャリの何て言うの?あの倒れないように固定するやつ。スタンドだっけ?
とにかくそれが何か向いちゃいけない方向にグイッとなってる。
田淵君は気付いてないみたい。中山は気付いたみたい。
●コメント
田淵取り乱しすぎだろwwwwwwww
●コメント
どんだけ自転車大事なんだwwww
■俺
とりあえずもう何をしたらいいのかがわからない。
何をどうしたら事態が収まるのかがわからない。
ただわかるのは、田淵君にこのスタンド(?)の負傷を気付かせてはいけないということ。
孔明が死んだのをバレないようにしないといけない、ってのと同じくらいの重要なミッション。
もう通り過ぎる女子高生にくすくす笑われるのは嫌だ。
もちろんここでも中山のアビリティが炸裂。
壊れたスタンドにかけよる中山。
必死にカチカチやって何とか直そうとする中山。
そ れ に 気 付 く 田 淵 君 (´・ω・`)
●コメント
中山自重wwwwwwwwwwwww
●コメント
バカスwwwww中山wwwww要領悪いやつだwwwww
■俺
「ちょお、お前それえっ、それはお前あれだろ、えっえっ」
田淵君の頭がパッション。
そしておもむろにチャリに近づきそーっと立てる。
チャリをそーっと立てる。
ガシャーン
もちろん倒れるチャリ。田淵君は倒れたチャリをぶち蹴る。チャリは何も悪くないのに。
そして中山を見る。中山は俺を見る。
俺を見るな…。
●コメント
中山ああああああああああ!!!
●コメント
何がしたいんだよ中山wwwwwwww
■俺
田淵君はマジギレ。もう間違いなくマジギレ。
百科事典に『マジギレ』の項目があったら写真として添えたいくらい。
そして中山の胸倉がつかまれる。もう見慣れた光景。
最初はあんなにやばいと思って俺なんか飛び出してきたのに。
今じゃ節分に豆まいたり、ひな祭りにあられ食うのと同じくらい自然な形。
「お、お前これ弁償じゃあああぁぁぁ!弁償じゃあぁぁぁぁぁ」
って叫んでる。
緑とかその他数人は缶コーヒー片手にタバコ吸ってる。
もう帰りたい。俺は家に帰ってビール飲んで寝たい。そう念じていた。
●コメント
弁償じゃあああぁぁぁ!!弁償じゃあああぁぁぁ!!wwwww
●コメント
緑とか自然に観客wwwww
■俺
田淵君の怒りは本日最高を観測。
中山がブルンブルン振り回されてる。
なんかもう楽しそうだ。
ってか俺ももう弁償でいいんじゃないかと思い始めていた。
確かに大元を正せば中山が理不尽にからまれた。それは間違いない。
でも今の状況を見てるともうどっちが悪いとかわからない。俺お家に帰りたい。
そこで中山に弁償を打診してみる事にした。
これで解決だ。な。今度飲むときにこの話を笑い話にしようよ。
「中山、これもうお前弁償したら?」ソフトにアドバイス。
何て自然なんだ俺。
田淵君にブランブランされながら振り絞るように中山が返事をした。
「い、嫌だ」
何でよ(´・ω・`)
●コメント
拒否wwwwwwwww
●コメント
財布渡しといてwwww中山wwww
●コメント
命名 「中山 ダメ太郎」
■俺
物事を何でもややこしくする能力に置いて中山はすでにゴールドセイントの位に達している。
昔からそうだ。
中学生の時なんか教頭の車にいたずらしたバカがいてね。
その話が朝礼で伝えられて何かみんな怒られてやっと切りがついたってところで…
また教頭の車に犬の糞を乗っけたのは中山です。
今だから言える。中山、お前バカだろ。
そして田淵君はもちろん燃え尽きるほどにホットホット。
「お前これなくなったら俺どうやってガッコ行くんだあぁぁぁぁぁ」とか言ってる。
●コメント
テラダメ夫wwwwwwwwww
●コメント
田淵くん案外マジメw
■俺
ひとまず中山を説得。
俺は何でこの場に飛び込んだんだっけか…。
「お前、何だかんだいってチャリ壊したのはお前だし、な。
そもそもお前の方が大人なんだし。仕方ないべ。もらい事故だと思って…」
一生懸命語りかける。田淵君にぶら下がった中山に。もう帰ろう。
すると中山。
「だ、だって。俺何にもしてねーし。チャリとか倒してねーし。
そもそも俺にいんねんつけてきたのそっちだろ。チャリなんか壊れて当然げふげふげふげふ」
た、田淵君!締まってる!!絞まってるよ!!!
この時点で緑達はベンチに座って携帯ピコピコ。君らホントに友達なのかな?
●コメント
緑クールwwwww
■俺
ぼんやりと夕焼けを見てたら緑が接近してきた。
「ちょっと俺話ましょーか?帰りたいんで」との事。
きゅ、救世主じゃないか。ぜひ頼むよ。藁にもすがりたい俺。
緑「まあとりあえずそれ放せや。別にそんなもん持ってる必要ないだろ」
緑はクール。すごくカッコいい。そして素直に田淵君が中山を解放。
中山ダッシュで田淵君と距離を取る。そうだね、間合いは大事だよな。
●コメント
中山捨てて緑と友達になった方がいい
●コメント
緑いい奴だな
■俺
緑「とりあえずチャリは弁償してもらおうや」
うん。そうだね。もう何でも払っちゃえばいいと思うよ。
そして何となく怒りも収まってきた感じの田淵君。タバコをくわえてほっと一息。
どうやら長かったトラブルもやっと終結しそうだ。
思えば俺何にもしてないのに何でこんな事に…。
そして中山と本格的な交渉へ。
田淵君にちゃんと弁償するように促す俺。もう訳がわからんがきっとこれが1番いいんだ。
渋々了承する中山。何が渋々だよ。ぶん殴るぞ。
んで中山が田淵君に話し掛ける。
「で、いくらほしいの?」
●コメント
>>200
中山!!ふざけてんのか!!
●コメント
駄目だ・・・
中山は場の空気凍らす天才だわ
●コメント
上から目線がすげぇwwwww
●コメント
>>「で、いくらほしいの?」
言葉を選べwwwwww
■俺
中山。何たる高圧的な態度。何だお前は。何様だよ。
どうやら自分の危険が去ったと思い強気になった様子。何てゲス野郎だよ。
しかしそれは田淵君も同じだった。どうもお互い調子に乗ってる様子。
田淵君「じゃあ、まあ10万くらいかな」
10万って。君、俺の給料の手取り知ってんのか(´・ω・`)
中山「ちょっとちょっと。ぶっさんさぁ、それはないんじゃない」
中 山 の 態 度 に 田 淵 君 が カ チ ン と 来 た 模 様
●コメント
ぶっさんwwwww
ほんとに公務員かよwwww
●コメント
10万wwwww
ぶっさんwwwwなれなれしいwwww
●コメント
中山自重wwwwwwwwww
●コメント
コイツwwwww本当どうにかしないとwwwwwwww
■俺
中山が、ルパンが銭型に接する態度みたいなのとったからさあ大変。
田淵君「お、お前…自分の態度わかってのかあぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」
田淵火山がまたすぐ活動開始。
でも近頃の若者はどんだけ切れるんだよ…とか言えない。絶対言えない。
どうやら中山は緑が居る限り自分には危害が及ばないと思ってるみたいだ。
まあ正直俺もそう思ってた。ってかもうイタチゴッコは繰り返されんだろうと。
甘かった。
●コメント
そりゃ緑も一応あっち側なんだからさwwww
●コメント
>甘かった
これから中山何する気だwwwwww
■俺
中山はちょっと余裕で緑の方を見る。
俺もちょっと期待して緑の方を見る。
緑はソッポを向いてタバコを吸ってらっしゃる。
緑に見捨てられた。
田淵君は中山をガッチリキャッチ。もう田淵君でかい。
あの、芸能人の脇君だっけ?あの人にソックリ。ごくせんとかに出てた人。
中山はまた捕まって羽交い絞めに。
「じゃ、じゃあ見積もりを。見積もりを」とか言ってる。
さすが公務員。
●コメント
見積もりwwwwwwww
●コメント
見積もりwwwwww中山wwwあんたやっぱ神だよwwwwww
■俺
緑がタバコ咥えてチャリを人の邪魔にならない所に移動させ始めた。
とりあえず俺も手伝う事にした。他の仲間達も手伝ってくれる。
多分この子たちいい子だわ。絶対悪ぶってるだけだわ。
田淵君は中山を捕まえて何か色々やってる。もう見てらんない。
あれは絶対純粋な悪だ。悪の化身だ。
そう思いながら田淵君のカスタムチャリを運ぼうとしてハンドルを掴んだ瞬間。
カンッ
何か下に落ちた音がした。よく見るとチリンチリン。チャリのチリンチリンが下に落ちた。
あのチュートリアルの漫才にも出てくるチリンチリン。これが今外れて落ちた。
まずい。
●コメント
なんでぶっさんの自転車そんな脆いんだwww
●コメント
田淵wwwww
■俺
完全に俺が落とした。
元々壊れてたのかどうかはわからないが、今俺がチリンチリンを落としたのは事実。
こ れ は 非 常 に ま ず い 。
今までの流れから察するにこれが田淵君の目にとまったら今度は俺がブランブラン。
シャレにならん。笑えないよこれは。
俺はすぐさまチャリのかごの中にチリンチリンをぶち込んだ。
誰にも見られてはいない。だから俺が落とした事も誰も知らない。
多分状況からさっきのクラッシュのときに外れたと思うはずだ。
うん。大丈夫。
中山に習い中山に学ぶ、だな。
●コメント
中山役に立ったwwwwww
●コメント
中山にやっと価値が
■俺
こうして無事ピンチを人知れず乗り越えた俺。
カスタムチャリはちゃんと路肩に寄せといた。
しかしよく見ると何かノボリを立てるとこまで付いてる。このチャリ。
この情熱をもっと別のことに傾けたらすごい事になるんだろうな田淵君。
そしてひとしきり仕事を終えたところで中山のところに戻る。
するとさっきよりはいく分かマトモに話し合いの空気が出来るではないですか。
やればできるんじゃない中山。
そういうことならばと俺も話し合いに参加しに行く事に。
●コメント
ノボリwwwww
■俺
戻ってみると驚く状況に。
本当に見積書(みたいなもの)を作ってる中山と田淵君。
これはいくらなんでも驚いた。どっかからドッキリカメラでも出てくるんじゃないかと思った。
でも2人はマジメ。いたって真剣。
田淵君が取り出したルーズリーフに何か一生懸命書いてる。
ライト5000円とか書いてる。
車体のクリーニング10000円とか書いてる。
塗装の破損7000円とか書いてる。何だよ塗装の破損って。韻踏んでんじゃねぇよ。
しかもぼったくりバーみたいな価格設定だ(´・ω・`)
●コメント
車体のクリーニングって何するんだよw
内訳書かせろwwwwwwwwwwwwwwwwwww
●コメント
買ったほうが安いだろwwwwwwwww
●コメント
自転車に必死www
●コメント
田渕……ただのヤンキーじゃねぇな
■俺
そんなこんなで完成した見積書には合計40000円超の金額が。
お前それ原付買えちゃうよ。
しかも中山が思いのほか前向きに検討してるのが俺には理解できない。
「ライトは元々壊れてたよね!?」とか変なことに食いついてばっかり。
いいのか。そんなチャリ絶対40000円もしないぞ。
ホームセンターで7800円くらいで売ってるぞ。
●コメント
DQNまで自分のペースに巻き込むほど空気読めない中山わろす
●コメント
最初に金をだしてたほうがよかったかもなwww
■俺
「バカ!ライトはさっきまで点いてた!!絶対点いてた!!光ってたってーの」
「い、いや、でも倒れたときに確認したらもう壊れてて…」
ここでライトの破損が争点になった様子。
もうお前ら両方ノートに名前書かれろ。
その他のヤンキー達にも動きが。
緑ともう1人が何か買い物袋さげて帰ってきたと思ったら田淵君のカスタムチャリのとこに。
そしてスプレーみたいなのを出してきた。
プシュー
そしてカスタムチャリがピンク色に染まり始めた。
な、何してんの!?と思ったけど俺はとりあえず眺めてた。
何か緑たち笑ってた。楽しそうだったからまあいいか。
●コメント
俺さんの文の書き方がおもしろすぎるww
●コメント
ここまで来てもオチが読めない
■俺
緑たちの善意(?)で田淵君のカスタムチャリはピンク色に。
もとい、ショッキングピンク色に染まっていった。
いくら路肩に寄せてるからって君たち駅前でスプレーはいかんよ…。
鳩が飛んで逃げてるじゃない…。
今更ながら、ああ、今俺めんどくせぇことになってんなぁとか思う。
そして中山は顔を真っ赤にして「ぜ、絶対ライトは壊れてた!!」って叫んでる。
また引っ叩かれるぞ(´・ω・`)
そしてそして田淵君は。
あれ?すげぇチャリの方見てる。
●コメント
もう買いなおしたほうがいいなwww
●コメント
田淵涙目wwww
●コメント
田淵いじられキャラだろw
●コメント
田淵頑張れw
■俺
ぶっさんが立ち上がった。
そして走り出した。大地を揺るがす巨漢にそぐわぬそのスピード。走る事風の如く。
さらに同時進行で奇声を発する。
「て、てめぇら、何を何を何をしてんだあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」
とか叫んでる。
これが日常なのか周りの歩いてる人は反応しない。
どうなんだよ俺の地元。
しかし緑たちと田淵君の対立…内乱勃発か?
逃げれる?逃げれる?と期待の高まる俺。
そうだ、中山連れて逃げよう。俺は閃く。
中山は今どこに!?中山の姿を探す。
まだ見積書見てた。もうこいつ殴ろう。
●コメント
もう中山おいて帰っちゃえよ^^;
●コメント
田淵散々な1日だったなw
●コメント
ぶっさんカワイソスwwwww
なんかもう可愛く思えてきたよ。
■俺
ぶっさん自分のカスタムチャリに駆け寄る。
大丈夫かと身を案じる。抱き起こす。手にピンクの塗料がつく。
「お、お前ら、どういうつもりだよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ」
と絶叫。
抱えられたチャリはさながら我が子のよう。
ぐったりしてるカスタムチャリ。し、死なないで。
緑はしれっとスプレーをカタカタ。何やってんの君!
そして一言。
「どうせあのおっさんに弁償させんだからいいだろ」
なんてクールな発言。そしてどんだけ理不尽な発言。俺はビックリ。
「…それもそうか。悪ぃ。どなっちまって」
田淵君は納得。俺は絶望。中山は依然メガネかけて見積書と格闘。
●コメント
もうお前帰っていいよwwww中山に全部任せろよwwwwww
●コメント
影の支配者緑wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
●コメント
緑、ボスだろwwwwww
●コメント
ぶっさん弱すぎワロタwwwwww
■俺
たった今ピンクのカスタムチャリの誕生に立ち会った俺。
新しい命の息吹をたんまりと感じて現実に戻った。
田淵君はもう中山のところに帰って来てる。ホントに早いな君。
そして見積書の論議へ。
「じゃあいいよ。ライトは。3000で。」
何かよくわからないけどちょっと譲り始める田淵君。
「え、いいんですか?ありがとうございます」
ここぞとばかりに敬語で媚びへつらう中山。
お前ほんとにいやらしいな。
●コメント
なんだ公務員wwwww
●コメント
ここにきてぶっさん敬語wwwww
ワロタwwwww
●コメント
腹いてぇwww
●コメント
緑たちは楽しそうに田淵君のチャリを改造中。サドルを外し始めた。
これもうどっち道乗れないよ。田淵君。
さて、見積書の作成は佳境に。
いよいよこの完成した見積書を持って中山がどういう行動に出るのか。
お気づきの片も多いかと思うが、もう数十分俺立ったまま。何もしてない。
ドラゴンボールの後半の方のクリリンみたいなもん。ただ居るだけ。
中山は口を開く。
中山「じゃあ、これで見積書もできたという事で」
田淵君「おお、おお、おお」
ちょっと興奮しすぎ。ふんふんうるせぇ。
中山「じゃ、じゃあ…後日お支払いするという…ことで…」
はあ?何言ってんだよ中山…
田淵君「はあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあぁぁぁぁぁぁぁぁぁああ?」
●コメント
なwwwwwwかwwwwwwwwwwやwwwwwwwまwwwwwwwww
●コメント
ちょwwwwなかやまwwwwwwww
●コメント
中山逃げる気満々じゃねぇかwwwwwww
●コメント
後日wwwwww
中山まじうぜぇwwwwwwwwwwww
●コメント
見積もりまでつくっといてそりゃねーわwwwwwww
■俺
田淵君憤慨。ご立腹。完全に不機嫌。
田淵君「お前そんなことが通じると、お前そんな、おおおおおおぉぉぉぉぉぉ」
ぶっさん落ち着いて。もう興奮しすぎ。
中山「い、いやしかし。今日は私持ち合わせもあれですし」
俄然媚びへつらう中山。
お前さっき今日はボーナスでおごっちゃるって言ってたじゃんよ。
そこで緑が一言。
「おっさんの名刺があるから別に今日じゃなくてもいいんじゃね?」
冷たくニヤリ。
中山が俺の脇を突っついて囁いてくる。
「ねぇ、自転車買いに行くの…着いてきて」
●コメント
緑wwww冷静wwwww
●コメント
緑最初おとなしそうだったんだよな?ヤベェ黒幕っぽくてかっこいい
●コメント
緑の策略(?)でこのままの足で自転車を買いに行く事に。
もう完全に話の方向がおかしいのに中山は自転車を買いに行くのは規定路線の様子。
そしてみんなで自転車を買いに行く事に。
スーツ着たリーマン風の男2人にヤンキー5人とチャリ4台+ピンクのやつというパーティ。
どう見ても異様。帰らせてくれ。
緑「問題はどこの店に買いに行くか…だな」
俺の味方だと思ってた緑が知らないうちに変になってた。
もうこの子昔の緑じゃない。
真剣に話し合いがスタート。もうこのままみんなで飲みに行こうよ。
●コメント
想像してもかなり異様な光景wwwwwwwww
●コメント
自転車屋も唖然
■俺
まずはどこに買いに行くかピンクのチャリを囲んで作戦会議。
いいなー。高校の頃は暗くなるまでこんな風に遊んだよなーとか沈む夕日を見ながらしんみり。
そして全然良くないことに気付く。
緑や田淵君をもちろん何故か中山まで積極的に意見を発言。
「いや、そこはちょっと遠いし、価格も比較的高めで…うんたらかんたら」とか言ってる。
ちょっと俺疎外感。仲間に入りたい。
「○○○○(駅の近くにある大型ショッピングセンター)は?」
俺もちょっと発言してみた。
緑「いやいや、それはないから」
緑は変わってしまった(´・ω・`)
●コメント
緑覚醒してきたな
■俺
「やっぱ◇◇◇◇◇(ちょっと距離のあるでかいバイク屋)でいいでしょ」
と言う緑の提案でその店に行く事に。
どうやっていくのかなぁと思っているとやっぱり緑が発言。
「まあそん距離もねぇから、俺らチャリで行くわ」
そうなると俺らはタクシーか。今日は酒飲むつもりだったから車で来てないし。
緑「わかってると思うけど。名刺とか俺が持ってるから」冷静にニヤリ。
き、君が持ってたんだ…。
もう俺1人で帰りたい気分が俺の中で6:4位に。でもまだ一応頑張る。
そこで1つ大問題が。
ぶ っ さ ん チ ャ リ が ピ ン ク 色
●コメント
緑のくせに腹は真っ黒だなwwwww
■俺
ぶっさんをどうするかで一同しばし沈黙。
俺はこのままずっと黙っててもらいたい。
すると最近静かだった中山が発言。
「君ら2人乗りしたらいいじゃない」
おお、ナイスだ。それならいいよn
田淵君「バカか!お前それ犯罪だろうが!!!!」
聴くところによると昨今のチャリ事情はなかなかシビアですぐお巡りマンに怒られるらしい。
しかし田淵君意外とマジメな事が発覚。
そこでまたまた緑が口を挟む。ホントにお喋りになったよこの子。
「おっさん達とタクシーで行きゃいいだろ」
良くねぇよ(´・ω・`)
●コメント
逃げないようにする意味でも同行させるわけかw
緑…恐ろしい子!
●コメント
ぶっさん真面目www
●コメント
意外すぎる展開なってきたなwwww
■俺
こうして颯爽と走り出した緑たち。
ああ、みんなで連なって走る姿はなかなかカッコいいよ。
そして取り残された俺と中山と田淵君。
気がつくと商人・遊び人・バーサーカーのパーティが出来上がってた。
仕方がないので俺が素直にタクシーを拾ってくる。
駅前だからすぐに捕まる。そして乗り込む。
その時中山が動いた。雷よりも早く助手席へスルリ。
おおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉいいいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!
そして後部座席には田淵君と俺のカップルシートが出来上がり。
こうやって2人っきりで話するの…初めてだね(´・ω・`)
●コメント
中山うぜえwwwwwwwwwww
■俺
田淵君「俺、タクシーとか乗るの、初めてだ」
俺「そ、そう」
何でちょっとカタコトみたいになってんだよ田淵君。
中山は助手席で運転手さんと楽しそうに会話してる。今年は巨人が強いとか言ってる。
セリーグは広島。パリーグは楽天ファンの俺へのあてつけか貴様。
田淵君「まあ別にチャリ買ってもらえるんならいいんだけどよ」
俺「あ、うん。そうね」
何かじょう舌な田淵君。俺居心地悪い。帰りたい。
●コメント
カタコト糞ワロタwwwwww
●コメント
中山空気嫁wwwwwww
●コメント
中山のせいでここまでひどい目にあっても見捨てない>>俺さん
すごいな
●コメント
田淵は絶対素直ないいやつ
緑はモテそう
■俺
精神と時の部屋ばりの時間経過速度を味わいながらバイク屋へ到着。
この間俺はだいぶ老けたと思う。心なしかヒゲも伸びたし。
しかし俺たちはタクシー。向こうはチャリ。
もちろん俺たちのほうがかなり早く着いてしまった。
そしてもちろん気まずい。だってからまれてたんだよ。何で一緒にタクシー乗ってんの?
すると田淵君がぼそっと発言。
「何か、のど渇いたっすね」
無言で缶コーヒー買いに行く俺。
な、なななな何で俺には敬語なんだい田淵君。
そして渡す俺。受け取る田淵君。
「あー。俺コーヒーはカフェオレしか飲めねぇんすわ」
俺の行動裏目。帰りたい。な、中山!カフェオレ買って来いよ!!
そうこうしてるとやっと緑たちが来てくれた。
●コメント
カフェオレバロスwwwwwww
●コメント
田淵君の舌はまだお子ちゃまなんだなあ
■俺
緑は開口一番「田淵、楽しかったか」と爽やかに言い放った。
田淵君は田淵君で「おう」とニンマリ顔。
もう僕たち仲良くなれたみたいだしこのまま酒飲んで帰ろうよ。
青リンゴサワー奢るから。
そしてバイク屋の中へ。
「いらっしゃいませ」と言って出てきた店員さん。めっちゃ怖ぇ。
モヒカン。モヒカンですよ。こんなの見たことないよ。
なんだよそのギザギザ。触るものみな傷つけるのかよ。
緑が親しそうに話し掛ける。
「今日はちょっとチャリ見に来たんすけど」
●コメント
新キャラキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
●コメント
モwwwwwヒwwwwwカwwwwンwwwwwwww
●コメント
バイク屋がグルみたいな展開だな
●コメント
いよいよ本格的にヤバげな予感w
■俺
気付くと中山が居ない。
と思ったら中山は店の端っこで猫と戯れてやがった。
何考えてんだこのくそ中山。くそ山が。ばか、こっち来い。
お前より俺のほうが猫好きだっつーの。
店員「どのようなものをお探しで?」
怖ぇ。店員さん怖ぇ。もう目見たくない。俺に話し掛けないで。
田淵君「そ、そうっすねー。別にどんなんでもいいんすけどー」
何か田淵君がこの数十分ですごく丸くなったような気がする。
適度に敬語も織り交ぜながらいい感じの会話。何だよ君ら。人は皆仮面をかぶってるのかよ。
何でもいいならママチャリにしなよ。ほら、6800円だぞ。
●コメント
中山なにやってんだwwwwww
■俺
緑「何かぶっとんだ感じのやつないっすか?」
店員「そうだねぇ。ちょっと待ってね」
田淵君と緑が「おい、言っちゃったよ」みたいな感じで盛り上がってる。
俺は店員さんが怖いので中山と入れ替わりで猫のところへ。
この猫がすごく可愛い。もうなんかゴロゴロ言ってる。
中山をみんなの方へ蹴りだして俺は猫と一緒。
店員さんが帰って来て何か持ってきた。
中山が変な顔になってこっち見てるから俺もチラッとだけ視線を向けた。
●コメント
ぶっとんだで通じるのかwwwwwwwww
●コメント
ぶっとんだ感じのヤツwwwww
緑常連っぽいなww
■俺
田淵君「おおっ!!マジっすか!!マジっすか!!」
田淵君大興奮。いったい何が出てきたのかと思うと確かに何かすげ―。
何て言ったら伝わるだろうか。競技用のマウンテンバイクって言うの?
確かにすごいぶっとびそうなのが出てきたけど、これは最初のカスタムチャリと比べると…違いすぎる。
これはいくらなんでも田淵君が求めてるやつじゃないだろう。
田淵君「ちょ、乗ってみてもいいすか!?」
ノリノリな田淵君。試乗スタート。
●コメント
そこで緑がどうくるか見物だなww
■俺
俺は猫と言う安息の地を手にいれ幾分か元気を取り戻してきた。
もうね、猫じゃらしで遊んでやると食いついてくるのな。
もう中山だかくそ山だかはとっととバイクでも何でも買えばいいと思う。
そんな俺は取り残され、緑は店員さんと楽しそうにお喋り。
時々「シンナー」とか「やってる」とか変なキーワードが聴こえてきたけど俺は知らない。
わからない。俺バカだから。
中山は1周回ってまた気分が沈んだのか超ダウナ―。
入り口のところで座り込んでる。松浦あやのポスターをぼーっと眺めてる。
すると店員さんが気を使ったのか中山に接近していった。
■俺
店員さん「君、お兄さんか何か?」
何を思ったのか中山に向かって君はお兄さん?発言。
何をどう見たら中山がお兄さんに見えるんだろうか。
あ、これはあの、夜の街を歩いてたら声をかけられるときに使われる「お兄さん」的な使い方?
まあそんなことはどうでも良く中山は( ゚д゚ )こんな風になる。
もう御馴染みである。
そして「え、ええ、今日はみんなで自転車を買いに」とか言ってる。
同じ頃、緑が俺の方に来て隣に座った。
「これでだいたい話に折り合いつくんじゃないっすか?」とか言ってる。
こいつはいったい何を考えているんだろう。
■俺
その時外から終末を告げる音が聞こえてくる。
この音をきっかけにこの出来事は一気に加速し、終わりへと向かう事になる。
最初に言っておくが、俺はノーダメージだった。
でもあれは悲惨な出来事だった。
田淵君が楽しそうにその辺の歩道を滑走していた。(と思われる)
きっと新しいチャリにワクワクしていたんだと思う。
どんな風に改造しようか。どんな色にしようか。空想は止まらない。
そんな思いが引き金を引いたのかもしれない。
キキーッ ガシャーン
こんな音がした。嫌な予感がした。
●コメント
これはwwwwwwwwwwww
●コメント
ええええええええええええええええええええ
●コメント
!!!!!!!!!!!!!!!!!!
●コメント
どうなったんだ
■俺
店員さんがえらい表情で外に飛び出す。
え!?誰か殺しに行くんですか!?って感じの表情。
俺はとても直視できない。
俺も一応外に出てみる。中山が固まってた。
そして田淵君が転がってた。
田淵君「痛てててててててててててててててててててててててててて」
どうやら転んだらしい。君実はチャリの運転が下手なんじゃないの?
ん?
何かピカピカしたえらい高そうなチャリに…傷が。
ん?
店員さん「あーあ。こりゃダメだ」
ん?
●コメント
これはもうだめかもわからんねwwwwwwwwwwwwww
●コメント
田淵\(^o^)/オワタ
●コメント
/(^o^)\ナンテコッタイ
■俺
俺の頭は「ああ、家に帰ってビール飲みたい」モードから現実モードに切り替わった。
これは商品。
田淵君が試乗してた。
そして今彼は転がってる。
チャリも転がってる。傷がついてる。これは商品。
導き出される結論は。
買 い 取 り
つまりもう無条件でこれを買わざる終えない状況が出来上がっていた。
緑が寄ってくる。
「これ…マジで災難ですね」心なしか笑ってないか?
田淵君は「痛ててててててててててててててて」って言い続けてる。
うるさい黙れ。
中山。おい、中山。これはどうみてもあれだよ?あれだよ?
緑が無言で財布とかを差し出してきた。
●コメント
緑ヤクザだろ
●コメント
自転車屋とグルか・・・
●コメント
物語はクライマックスにwww
ホームセンター行っておけばよかった件www
●コメント
だから緑はホームセンターを嫌がったのか!!!
●コメント
緑の黒さは異常
■俺
ここからさらに事態は加速する。もう誰にも止められない。
店員さん「困りましたねぇ」
もうね、怖ぇ。殺される。殺される。殺される。
残された選択肢は一つしかない。それは誰の目から見ても明らかだった。
田淵君「痛てててててててててててててててててててててて」まだ言ってる。うるさい黙れ。
…明らかだった。
中山と値段の確認をする。
54800円。
まさかの見積もりを大幅にオーバー。中山もオーバー。もう終わった。
緑がクスクス笑ってる。
俺も笑いたかったが笑えなかった。
●コメント
みぃいいぃいどおぉおぉおりぃいいぃい!!!!!!
最初からわかっていたのかぁああぁあぁあ
●コメント
怖えwwwwwwwwww
●コメント
中山「請求書は会社宛で」
●コメント
奴なら言いかねんww
■俺
最後に中山が「あ、ちょっと財布にあんまりお金がないなぁ…」
とかぼやいてたような気がする。
でも店員さんの睨みで黙殺されてた。あれは怖ぇ。もう俺あの辺絶対行かねぇ。
それからは全ての事が淡々と進んでいった。
田淵君はビーエム何とか?
何かハンドルがクルクル回ったりするすごいやつをゲット。
緑は知らないうちにコンビニでアイスとか買ってきて仲間に配ってた。
俺にもくれた。クーリッシュをありがとう。美味しかった。
お金はどうしたんだろう。中山の財布の中身は中山しか知らない。
そしてここまでの長いように感じて
実は2時間弱だった出来事は終わりを迎ようとしていた。
中山の財布から沢山のお札が消えたのは言うまでもない。
●コメント
緑大勝利!!!!!
■俺
帰り、俺たちはタクシーには乗らなかった。
途中の分かれ道で1人、また1人とヤンキーたちが家路に着く。
緑が別れ際に「楽しかったっすよ。また会いましょーね」と笑って言った。
確かにまたどこかで会いそうな気もする。その時はどうか味方で。そう願わずにはいられない。
田淵君は買ったばかりの何かすごいハンドルとか動くやつに早速乗ってごきげんだった。
どうでもいいけどピンクのカスタムチャリ回収しとけよぶっさん。
そして俺は中山と駅で別れてタクシーを拾って帰宅した。
今回の騒動は誰が悪かったのかわからない。いや、わからなくなった。
言えるとすれば、俺や中山の運が悪かったというところだろうか。
もう当分中山と飲みに行くのはよそう。
俺はそう誓った。いつかはこの話が笑い話になる事を願う。
~おわり~
●コメント
乙
面白かった
●コメント
乙
そして中山が早く死ぬように祈っておいてあげるよ
●コメント
俺的にこれは名作wwwwwwwwwwww
●コメント
乙!
楽しかった(*´∀`*)
中山とは早く縁切りなよ!
●コメント
お前の運が悪かったとしか言い様が無くて泣いた。
●コメント
1000なら俺さんがまた事件に巻き込まれる
●コメント
1000ならチャリもう一台お買い上げ
●コメント
1000ならBMXはピンク
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