【ウルっとくる話】9歳のとき両親が事故で亡くなって、あずけられた先で黙殺されたことが最大の修羅場。親戚はわたしを「イラネ」と言ったが、様子見に来た実父の弟に「おにーちゃん」と私がすがり、叔父「わたしが育てます」-2ページ

*

【ウルっとくる話】9歳のとき両親が事故で亡くなって、あずけられた先で黙殺されたことが最大の修羅場。親戚はわたしを「イラネ」と言ったが、様子見に来た実父の弟に「おにーちゃん」と私がすがり、叔父「わたしが育てます」

彼女「事情は聞かせてもらった。内定蹴ってそっち行って結婚するわ。これで解決でしょ」

叔父「それは無謀で短慮だ。22歳でいきなり10歳の子持ちとか正気じゃない。絶対だめ、無理。むしろ別れてくれ」

彼女「25歳で10歳の子持ちもないわよ。まず私子ちゃんが大事でしょ。誰かがやらなきゃ」

彼女両親「絶対に許しません。将来を捨てるんじゃない。叔父くんと別れなさい」

親戚「これはいい人身御供」「とおといぎせいはわすれない(棒)」「応援します(他人事)」

叔父&彼女両親「わざわざ不幸になるな。そもそも私子知らんだろ。諦めてくれ」

彼女「不幸になるって決めつけるな! あなたの娘なら関係ある!・・・ねえ、3人で幸せめざそう。ね(女の涙作戦)」

叔父「もう、そこまでいうならついてこいや。3人で行くとこまで行っちゃるわ」

彼女両親「おまえなんかもう娘じゃない。困っても、す、少ししか助けないんだからね!」

両親の修羅場はずっと続いたようです。

まず親が若すぎて好奇の視線や心無い中傷に苦しみます。

「育児完全素人」でなにをやっていいかさえ分かりません。

不安定な私子に張りつくため母は専業主婦(在宅パートも少し)。当時の父の給料では火の車大行進でした。

結納も新婚旅行もなしです。

式だけは父の会社の人や友人がパーティを開いてくれて人前式だったそうです。

父が苦い顔で振り返ります。

「正直に言うと、皆の心遣いより貰った祝儀の額が嬉しかった。貧乏すぎるとそういう間違いをおこす。

今でも恥ずかしくてしょうがない。二度とあんなさもしい気持ちになりたくない」

わたしに残された遺産は(たいした金額ではありません)手つかずのままでした。

「それに手を付けるようでは、どっちみち長くはもたなかった」だそうです。

母も育児や家事で実家を毎日質問攻めにしていても、金銭の援助はなかなか受け取らずに祖父母を困らせました。

「意地だったわ。若かったなあ(遠い目)」だそうです。

わたしが中学にあがり家事をするようになると、母はフルタイムで働きました。

父もそのころ昇進し家計は改善されたと思います。

「あれ? うちって思ったよりお金ある?」と何度か思いましたから。

高校は私立の進学校と公立を併願しました。

親戚「私立はもったいない」「お人よし」「働かせろ」

両親「うがー」(追い払ってる)

私立を受けたのは「諸費用全部タダ!」の「特待」を狙っていたからです。

その高校のOBで1年と3年で「特待」2年は「準特」だった優等生の父は、すぐにわたしの意図を察しました。

「私子には勧めたくないな。成績順だけの生活は思う以上に苦しいぞ。将来のためじゃない勉強のための勉強だ。

好きじゃなくても金のために勉強、プロみたいに・・・」

「勉強のプロ?なにそれかっこいい」

「ちょっと、嫁子きてくれ」

「あなたが兄さん(私子の実父)に迷惑かけたくないって特待狙ったのと同じじゃない。私子の気持ち分かるでしょ」

「分かるしありがたいからそこまでさせたくないだろう」

「過保護乙。あなたができたなら私子もできるよ。発想似てきたもの。親子よねえ」

「特待」も「準特」もだめでしたが、その下の「奨学生」(授業料7割引き)に引っかかることができました。

高校では両親が変な陰口を叩かれることは、少なくとも表立ってはありませんでした。

「さすが、我が校史に残る優等生(笑)やることが違う。そこにシビry」という応対だったそうです。

(馬鹿にされてるんじゃなくて、好意的だったということです)

少しは役に立てた気がしました。

最後の修羅場は高校2年の時です。

たぶんわたしのせいで明るい家族計画状態だった我が家に妹が誕生しました。

ひそかに気にしていたので大喜びでした。

「赤ちゃんかわいいー」と無邪気にはしゃいでいました。

親戚「やっと本当の子か」「私子、お役御免だな」「妹に悪さするんじゃないか」

私子「え?え? 悪さしないよ、妹かわいいよ。え? まだ私子はいらない子?」

父が人に殴りかかるのを初めて見ました。

それまでも疎遠だった親戚と、これで完全に絶縁することになりました。

考えすぎて心因性ナントカで倒れて入院しました。私子、打たれ弱い。

父は繰り返し「お父さんが甘かった。私子、すまなかった」といってました。

父は毎日産院と私の入院先を往復して、親戚と喧嘩もしていて、疲れたところを祖父に捕まって

「なぜ相談にこない? あれ(母)もきみも一人で抱え込むのはどうなんだ」と怒られていました。

父の泣いているところも初めて目にしました。

一人で抱え込むと父でも怒られるのかと安心しました。

妹と私子の関係は全然大丈夫でした。むしろ可愛すぎました。どっちが大事とか関係ないから。

もう修羅場はないと信じたいです。

先日、私子の誕生日を父、母、妹、その他揃って祝ってもらい、昔話をしました。

○○歳の記念にカキコ。

本当は修羅場より両親自慢をしたくて、投下先がわからずこういう形で。

お許しくだされば幸いです。

●コメント
泣いた

●コメント

不幸だけどほんとに本質的な不幸には落ちない守られてる感じがするのはなんでなんだろう
という感想でした乙

●コメント
おおおおおお
両親に守られてるね
文章も上手い
貴方家族に幸あれ

●コメント
余計なクチバシだけ挟んで全く助けにならなかった「親戚」ってのは
実両親の兄弟(育ての父除く)とかかな?

無事に育って本当に良かった!

●コメント
読んでてじわじわ涙出た
文章うまいね
ほんとにいいご両親だね
これからもうんと幸せに

●コメント
久々に良い話を読んだ。
泣いたわ。
心が洗われるよ、ありがとう。

●コメント
いいご両親だね。
苦労も多かったろうね。そそして書き方もうまいw
一家に幸あれ!

戻る

シェアする

関連記事

【感動する話】生まれたばかりの我が子が大学病院に緊急搬送されることに!前方の車がよけてくれず救急車が進めずにいると・・・

しかし、取り上げた直後から呼吸が浅く、肌の色も悪い。 産科、小児科の先生が新生児室の前

記事を読む

【泣ける】高校生の時に母ちゃんが急に倒れて亡くなった。親戚も知らず途方にくれてたら担任が保証人に連絡してくれた→とんでもない事実を知り・・・

高校生の時に母ちゃんが急に倒れて亡くなった。 天涯孤独って聞かされてて実際ずっと二人暮らし

記事を読む

【ウルっとくる話】俺は医者。ちょっと前、診察に訪れた肺癌の若者に余命宣告をした。若者は冷静に「ガーン」と言った後で、「ああー参ったな。」と……

  一応、医者の端くれとして働いている。 こういう生業だから、人の死に接するのは少

記事を読む

【泣ける話】繁華街を歩いてる時、転んで「アイタタ」と思って目を開けたら病院だった。看護師が来て「あ!」と一言だけ言って走り去った。その後、医者の話を聞いて衝撃!!

25歳の頃、繁華顔を普通に歩いていて転んだ 「アイタタ」と思って目を開けたら病院のベッ

記事を読む

【ウルっとくる話】動物病院に若い兄さんが、道端で見かけただけという犬種や元の毛色も判然としないくらい汚れた犬を連れて来た。受付では「心苦しい話ですが、診察には費用が伴います」と伝えたが……

昨日、動物病院にうちの犬を検診に連れてった時のこと。 若い兄さんがボロきれ抱えて入ってきた。よ

記事を読む

【演技派】友人にジョークとして盗聴発見器をもらったので試してみたら、なんと寝室で反応が!速攻壊そうと思ったら夫に止められ、夫の作戦どおり動くことに…。寝室に入った私たちがはじめたのは…。

以前、友達からジョークとして盗聴発見器をもらいました。 それを鼻歌を

【過干渉舅】義母の調子が悪くなり嫁実家で同居開始したが、義父が夫婦や娘の事に口を出すようになり、ついに娘の誕生日のことで大喧嘩になった→結果

22で結婚してすぐに娘ができた 27になった時に義母の調子が悪くな

【図々しい話】コトメが離婚することになった。私夫婦に「長男なんだから同居するのが当たり前!」とウトの介護を押しつけたくせに「実家に戻るからあんた達出て」と言いだした!

コトメが子蟻で離婚することになったー メシマズ育児放棄してりゃー捨

【妊娠中の浮気】結婚してから3年、諦めようと思った矢先に妊娠した。手を取り合って、泣きながら一緒に喜んだはずなのに旦那に浮気された!

妊娠中に元旦那に浮気をされた。 相手は旦那の部下。 しかも既婚者

【イラッとする話】親戚の農家にテレビの取材がきた。おじさんが取材を受けてる間、他の家族はせっせと出荷作業中。奥さんが作業小屋には取引先のケースが積んであるからを絶対映すなというのににやにや笑いながら隠し撮りしていて…

以前、うちの親戚の農家にローカル番組がテレビの取材に来てた おじさん

→もっと見る

CLOSE
x
PAGE TOP ↑