【武勇伝】俺の仕事は各支店の経理をチェックして回る憎まれ役。ある日「本来は主任以上の業務だが今回は君が行け」と任命された「修羅の国支店」で俺を待っていたのは・・・
しかも、今回は財務部からは人が来ず、
監査室の中途入社の人との二人旅だった。
監査室の中途入社の人とは、H駅で合流した。
当時33歳と俺より少し年上。
見た目は「水戸黄門」に出てた
スケさん(あおい輝彦)そっくり。
(なので、ここから先はアオイさんと呼ぶ)
アオイさんは明るく朗らかな人で、
ビビってる俺とは対照的に
「サクサクやっちゃいましょ」と……
修羅の国支店での、実際の業務は
超絶有能なアオイさんのおかげで実にスムーズ。
あとアオイさんの人当たりの良さもあって、
支店の人たちもひじょうに協力的。
問題はその日の夜だった。
夜はお決まりの、支店によるご接待。
これがまた気を抜けない。
ここで失態を犯せば
「本社の若い奴が生意気な!」とチクられて、
あとあと酷い目に遭う。
俺は酒が弱い
(飲めなくはないが、ビール中生ジョッキ3杯で寝てしまう)。
しかし、修羅の国の人たちはやたらと飲ませたがる。
ここでもまたアオイさんに助けられた。
アオイさんは注がれた酒は全て飲む。
しかも、話上手。
支店の人が聞きたがる話を面白おかしく話す。
(以前、修羅の国支店にいて、今は本社勤務の人の近況などなど。
みんな、大笑いしていた)
途中からK支店長がご来店……
(ちなみに見た目は地井武男を意地悪にした感じ)
さっきまでワイワイ賑やかだったのに、
急に静かになる支店の皆さん……
朗らかにご挨拶するアオイさん、ついでに俺。
K支店長、どうも機嫌が悪いらしく、
ガブガブ芋焼酎を飲みながら、ガンガン飛ばす。
「わざわざ東京から、支店の業務を邪魔しに来やがって。
迷惑なんだよ」
「おまえら、わざわざ九州まで酒をタカリに来やがったのか」
「本部と違って、支店は忙しいんだよ!
暇人どもが!さっさと帰れ」
俺はもう、とにかく小さくなって、
存在を消そうとするのだが、
アオイさんは微笑みながら
「そんなにイジメないでください。
ご迷惑にならないようにしますから」と動じない。
そんなアオイさんの態度が気に食わなかったのか、
K支店長が恫喝モードに入った。
「貴様ぁ!男がヘラヘラしくさってぇ!
ナメとんのかぁ!食らわすぞぉ!」
「まあまあ、他のお客様にもご迷惑ですから」と
やっぱり笑顔のアオイさん。
「なんだとぉ?俺が迷惑だってのか!
てめぇ、喧嘩売ってるなぁ!」
「じゃあ、そろそろお開きの時間にしましょうか」
アオイさんに促されるように、
俺も支店の人間も席を立ったのだが……
突然、俺の後頭部に衝撃!
なんだ?と振り返ると、K支店長。
ファイティングポーズをとって
「こい、こらぁ!」。
えーっ?と慌てて逃げるように店の外に出ると、
アオイさんが「どうした?」。
K支店長から一発貰いました…と伝えると、
「これを持っていてください」とかばんを渡された。
店から出てきたK支店長は、
上着もなければネクタイも外して臨戦態勢。
「おら! 若造! こい、こらぁ!」
アオイさん、スタスタとK支店長の前に行き
「(俺)くんにナニをしたんですか?」
「あ? 軽く小突いてやっただけだよ。
なんだ、文句あるのか?」
「(俺)くんに、謝罪をしてください。
社会人にあるまじき行為です」
K支店長、顔を真赤にして
「俺に謝らせるだとぉ!貴様だけは許さん!」
とワンツーパンチ!
アオイさんに二発とも入ったが、
アオイさんは動じず
「(俺)くん、私が二発殴られたところ見たね?」
「あ、はい、見ました」
答えながら、俺は支店の人たちを見回すが、
誰も止める気配がない……
「も、もう、やめましょうよ。マズいっすよ」
「K支店長、先に言っておきますが、
次は私は避けますし、反撃します」
「ぶっとばしてやる!」と
K支店長が蹴りを放った瞬間、
K支店長の身体がグルリと回転?
俺の目に間違いがなければ、
アオイさんがやった技は、
藤波辰巳のプロレス技?
で、そのまま、さらにプロレス技?
本当に凄い早技……
アオイさん、K支店長に技を極めたまま、
「ギブアーップ? ギブアーップ?」
K支店長
「ガアアアアアアア!
イデエエエエエエデエエデエエエエ!」
「ギブアーップ?」
「ギ、ギブ、ギブギブギビュウ!」
「オーケー」と足を離した。
「さ、(俺)くんに謝ってください、早く。
ギブアップしたんですから」
K支店長、黙って立ち上がって、
思いっきり振りかぶってアオイさんにパンチするが
アオイさん、その腕を封じた!
藤原喜明か木戸修ばりに!
で、K支店長を地面に這わせた次の瞬間、
更なるプロレス技!
今度はK支店長、
声にならない声「アアアアアアアアア!」
アオイさん、とても冷静に
「私ね、あんたみたいな人、大嫌いなんですよ。
人を脅したり、暴力を振るう人。
今度はあんたが謝らない限り、この技、はずさないから。
あと、この技ね、腕傷めるから。
ひどくならないうちに早く謝れ、タコ」
「ズ、ズビバゼンデスィダアアアアア!
ゴベンバザイィィィィ!」
で、やっと腕を離すアオイさん……
ホテルにアオイさんと一緒に帰って、
ラウンジで聞いた話によると……
アオイさん、会社に勤めながらも、
Gという寝技主体の格闘技団体に通っていると……
で、やっぱり最初の技は、
高校柔道でふざけてやっていた技だと……
次の日からの検査は実にスムーズ。
支店のみんな、超協力的。
ちなみにその後、アオイさんが処分されることもなく。
逆にK支店長が、支店長から資材課の工場長(倉庫管理)に異動。
30歳で俺は転職し、その会社はやめましたが、
アオイさんは異例のスピード出世で監査室長へ。
しかし、アオイさんは40歳を前に
社会保険労務士の資格をとって転職。
今でも年に一度だけいっしょに飲みに行きます。
(相変わらず、俺は生中ジョッキ3杯の男ですが)
●コメント
文章書くの上手いな
長いけど面白かったよー
アオイさんマジでGJ
しかし酔ってるとは言え、
大した理由もなく他人に暴力を振るう人間が
本当にいるんだね…
●コメント
リアル「花咲舞が黙ってない」だね
引用元: ・スカッとした武勇伝inOPEN
http://kohada.open2ch.net/test/read.cgi/kankon/1395389413/
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